
脳の疲れが認知症の原因、プラズマローゲンが脳疲労を改善する
「脳が疲れる」って知っていますか?
脳の疲労は、
- メタボ
- うつ病
- 糖尿病
- 認知症
をもひきおこす原因となることがわかっています。
そんな脳疲労を改善させる物質が発見されました。
それが「プラズマローゲン」です。
プラズマローゲンは、人間の身体や動物、魚介類の体内に存在する自然物質「リン脂質」の一種です。
しかし、抽出や精製が難しく謎が多い物質です。
このページでは、「プラズマローゲンの可能性と世界初の特許成分を取得したプラズマローゲンサプリ」を紹介しています。
目次
2006年~2015年のプラズマローゲン研究結果
九州大学名誉教授 藤野武彦氏が座長をつとめる、九州大学・福岡大学・レオロジー機能食品研究所、BOOCSクリニックで組織された研究チームの発表をご紹介します。
研究チームは、プラズマローゲンがアルツハイマー型認知症の改善効果があることを発見しました。また、プラズマローゲンが細胞新生することもわかっています。
発表の内容は以下です。
- プラズマローゲンの「脳疲労」理論
- 高純度のプラズマローゲンを大量に抽出する技術を確率
- プラズマローゲンの作用とメカニズム
- 動物実験結果にみるプラズマローゲンの記憶学習の向上作用
- アルツハイマー型患者の臨床試験結果
- プラズマローゲンが神経細胞を新生させる世界初の発見
- プラズマローゲンのもつ可能性
1.プラズマローゲンの「脳疲労」理論
藤野教授がプラズマローゲンの研究をはじめたきっかけが、1997年に自身が発表した「脳疲労理論」です。
メタボリック症候群や糖尿病などの生活習慣病、さらに、うつ病などの現代病は、脳の疲労が原因となって引き起こされうという学説です。
人は、仕事や人間関係でストレスを受けると、司令塔である大脳の新皮質と旧皮質の関係が破綻してしまいます。
そして、自立神経にまで異常をきたす状態になったものが、脳疲労です。
藤野教授は、脳を疲れた状態にさせない独自の「脳疲労解消法」をBOOCS(ブックス)法を考案しました。
現代病や生活習慣病の予防策として、注目を集めました。
BOOCS法の基本三原則

出典:http://pls.jp/
BOOCS法の3原則は以下です。
- 健康に良いことでも嫌なことは決してしない
- たとえ健康に悪いことでも好きでたまらないか、やめられないことはとりあえずそのまま続ける(決して禁止しない)
- 健康によくてしかも自分がとても好きなことをひとつでもよいから始める
この3つを守るだけで、数年後の健康に大きな差が出ています。
実はこれには論文として発表された、科学的な証明があります。
肥満や糖尿病など生活習慣病ハイリスク者4,137人をBOOCS法の実践者と実践しないグループにわけ、10年にわたり追跡調査しています。

出典:http://pls.jp/
その結果、BOOCS法のグループでは、肥満度や中性脂肪が下がり、病気の発症を予防できたことがわかりました。

出典:http://pls.jp/
さらに、この両グループの15年後では、BOOCS法を続けたことで肥満症が改善され、その結果「全死亡率」が半減したことがわかっています。
そして、この脳疲労理論の研究は、アルツハイマー型認知症とプラズマローゲンの関係性への追求へと進展しました。
藤野教授は「脳疲労がたどっていくコースの1つがアルツハイマー型認知症である」と言っています。
そして、「脳疲労の流れでアルツハイマーが起こってくると考えれば、(プラズマローゲン)がアルツハイマーに有効であると確信を持った」と語っています。
2.高純度のプラズマローゲンを大量に抽出する技術を確率

出典:http://pls.jp/
体内で情報伝達に関わっている重要な物質「リン脂質」。
リン脂質が不足すると細胞が正常に働かなくなり、血管にコレステロールが蓄積し、動脈硬化や糖尿病の発症の原因になります。
リン脂質のひとつが「プラズマローゲン」で、脳細胞の根源的な機能をコントロールしているといわれています。
プラズマローゲンは、人・動物・魚介類の体内にある自然物質。
人間の場合、リン脂質の18%がプラズマローゲンで脳や心臓、精巣に多く含まれています。
これまでの研究で、プラズマローゲンはアルツハイマー型認知症の患者の脳や血清で減少していることがわかっています。
プラズマローゲンとアルツハイマー型認知症とは強い相関関係があるのですが、実際の研究は進んでいませんでした。
理由は、プラズマローゲンの抽出には、膨大な手間と費用がかかるからです。
また、動物実験や臨床試験をおこなえるだけの量をつくりだす技術がなかったからです。
そんな中、2007年に新たなプラズマローゲン抽出法を発見しました。
発見できたのは、レオロジー機能食品研究の所長、馬渡志郎博士の協力のおかげ。
馬渡志郎博士は藤野教授の九州大学の同期生。
馬渡博士の協力で発見された新たな抽出法は、いままで2日間かかっていたものが、1時間に短縮されました。
さらに抽出技術の確立へ。
抽出法が発見されても技術として確立しなければ、実用化はできませんよね。
博士たちが確立した方法は、世界中で安価に入手できる鶏の胸肉から抽出する方法です。
2年という時間をかけ、92%の高純度プラズマローゲンを大量に抽出することに成功しました。
さらに藤野教授らは、ホタテから抽出にも研究をすすめました。
ホタテのプラズマローゲンには鶏やその他にはない不飽和脂肪酸「DHA」「EPA」が含まれています。
「DHA」や「EPA」を含むホタテのプラズマローゲンは、人間の健康により有用な成分であるとみられています。
3.プラズマローゲンの作用とメカニズム

出典:http://pls.jp/
プラズマローゲンにはどんな作用があるのでしょうか?
研究チームの発表では、「シグナル伝達物質を細胞に共有するキャリア」としての役割があること、プラズマローゲン自身が参加物質に参加され細胞を守る「抗酸化作用」、「炎症性物質の抑制」があることがわかっています。
これは、脳細胞の機能や発現に深く関わっていることを意味しています。
大きな役割として注目されるのが抗酸化作用です。
プラズマローゲンは脳が働いたときに、最初に動く因子です。
藤野教授によると「脳は動いた瞬間に疲れます。最初にプラズマローゲンが動くことで脳を守る」とのこと。
人はストレスを感じるとその瞬間に酸化物質が発生し、脳細胞が酸化します。やがて脳細胞は死滅してしまう。
これが脳疲労の要因です。
プラズマローゲンは脳細胞の身代わりとなって酸化され、脳を守ってくれる物質です。
藤野教授は脳を守るプラズマローゲンが認知症の改善にも役立つのではないかと以前から考えていました。

4.動物実験結果にみるプラズマローゲンの記憶学習の向上作用

プラズマローゲンを与えたマウス(6週間)と与えなかったマウスで認知機能を比較する実験が行われました。
「モリスの水迷路」という実験です。
マウスをプールに泳がせ、水面下1センチにある透明の台にどれだけ早くたどりつけるかで記憶力を見る実験です。
実験は8回行われます。
プラズマローゲンを摂取したラットは、台に一直線にすすみ時間は10秒。摂取しなかったラットは、台にたどりつくのに30秒もかかりました。
また、脳のプラズマローゲンを減らして認知症状態にしたマウスの実験結果では、プラズマローゲンが減少すると記憶と学習機能がほとんど働かなくなることがわかりました。
[st-kaiwa3]プラズマローゲンには、記憶・学習能力を向上させる作用があることが証明されました。[/st-kaiwa3]

5.アルツハイマー型患者の臨床試験結果

いよいよ人間での試験へ。
食品用に加工したプラズマローゲンをアルツハイマー型認知症の患者さんに摂取してもらうヒト臨床試験です。
まず、レビュー小体型認知症と診断されて2年の81歳の女性。
記憶障害に加えて幻覚をみることもありました。無表情なのも特徴的な症状です。
プラズマローゲンを摂取して2週間で、顔に表情が現れてきました。
診察に来た医師に「先生こんにちは。ご面倒をおかけします」と言葉をかけるくらいです。
これには、介護していたスタッフもびっくり!
そして、さらに著しい変化をみせたのが、意味性認知症になって3年の74歳の男性。
この男性は時に奥様のことも忘れてしまうような状態でした。
認知症検査では30点満点で18点。
男性は、プラズマローゲンを摂取して2週間で、この検査で23点に認知機能が向上しました。
認知症が中期から軽度レベルになりました。
その変化には担当している医師も驚いています。
4人の方で実験をして、顕著な改善効果がみられたのが2人でした。
さらに、福岡大学病院が半年間にわたって40人におこなった臨床試験では、5割の方に顕著な改善がみられ、5割の方は現状維持という結果になりました。
すでに海外の研究で、アルツハイマー型認知症は脳内にアミロイドβタンパク質がたまることが原因であるとわかっています。
アミロイドβタンパク質に対する研究は世界中で進んでいます。
いっぽう、アルツハイマー型認知症でプラズマローゲンが減少することは以前からわかっていましたが、認知症の発症原因ではないとされ注目されていませんでした。
しかし、藤野教授は「脳細胞を守るプラズマローゲンこそが、認知症改善の鍵になるのでは?」と考えています。
そして、2年間の研究の結果、プラズマローゲンを外部から摂取することで、アミロイドβタンパク質の蓄積をおさえ、正常な働きに改善されることが実験によりあきらかになりました。
現在1年間に400人の規模でプラズマローゲンのヒト臨床試験が行われており、認知症検査のMMSEテストで驚異的な回復をみせる事例も出てきています。
6.プラズマローゲンが神経細胞を新生させる世界初の発見
最もおおきな発見は、プラズマローゲンが神経細胞を誕生させるというものです。
プラズマローゲンによって失ってしまった神経細胞が新生するということなんですね。
神経の炎症がおきているマウスにプラズマローゲンを与えると、正常な状態になることがわかりました。
プラズマローゲンの働き まとめ
プラズマローゲンの働きをまとめると以下です。
- 神経細胞の新生
- アミロイドβタンパク質の蓄積を抑制
- 学習・記憶を向上させる
- シナプス・神経細胞を増強
壊れた細胞を修復するのではなく、新しい細胞を生み出す力があるんですね。
この細胞新生が認知症の新しい治療効果になると研究に期待が注がれています。
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プラズマローゲンを外部から摂取することで、効果がみられることがわかっています。
プラズマローゲンは安定せず熱にも弱い物質のため、食品から摂ることができない成分です。
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脳機能を改善し誰もが笑顔になれる未来を
プラズマローゲンは認知症の改善に役立つ物質です。
認知症の人にはプラズマローゲンが減少していることがわかっています。
プラズマローゲンは抽出精製するのが難しいのですが、世界初の特許原料を使用したサプリメントが誕生しました。
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