
史上最年少棋士・藤井聡太四段の快進撃。
公式戦29連勝とその勢いは止まりません!
今後どこまで連勝記録を伸ばすのか、その未知なる才能に注目が集まっています。
(2017年7月2日、佐々木五段に破れてしまいましたね…)
将棋の連勝記録もさることながら、藤井四段の「人並みはずれた集中力はどこから来ているのか?」という、彼の生い立ち・受けてきた教育に高い関心がよせられています。
教育方法で注目されているのが、藤井四段が入園した幼稚園が取り入れていた「モンテッソーリ教育」です。
このページでは、「モンテッソーリ教育の内容と子供に与える影響、おすすめの知育玩具」を紹介しています。
目次
モンテッソーリ教育とは?

「モンテッソーリ教育」は、イギリスのウィリアム王子ほか、各界の著名人・有名人も多く受けている教育法です。
「大人は子どもを『知る・見守る・ときどき助ける』ことに徹し、能力を伸ばす」という特徴があります。
モンテッソーリ教育の目的は、「生涯学び続ける姿勢を持った、自立した人間に育てる」ということです。
モンテッソーリ教育を受けていた有名人
ウィリアム王子以外にも、こんなにたくさんの有名人がいます!

- ビル・ゲイツ(Microsoft 創業者)
- ラリー・ペイジ(Google 共同創業者)
- スティーブ・ジョブズ(Apple 創業者)
- マーク・ザッカーバーグ(Facebook 創業者)
- ジェフ・ベゾス(Amazon.com 創業者)
- ジミー・ウェールズ(Wikipedia 創設者)
- ピーター・ドラッカー(経済学者)
- バラク・オバマ(前 アメリカ大統領)
モンテッソーリ教育を受けていた人物は、誰もが知る世界的成功者が多く、驚きました。
モンテッソーリ教育の内容

モンテッソーリ教育は、「教具」と呼ばれる道具(おもちゃ・知育玩具)を使っておこないます。
教具の使い方には、以下のコツがあります。
- 自由に選ばせる
- 使い方を全て教えない
- 満足いくまで続けさせる
自由に選ばせる | 自主性・集中力 |
使い方を全て教えない | 自立・思考力 |
満足いくまで続けさせる | 充実感・達成感 |
[st-kaiwa3]教具を使った独自の教育方法が「モンテッソーリ教育」の秘密です。[/st-kaiwa3]
モンテッソーリ教育がわかる書籍
「モンテッソーリ教育」を紹介している本でおすすめなのが、「モンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方』神成美輝[著]百枝義雄[監修](日本実業出版社)」です。
少し内容を紹介しましょう。
モンテッソーリ流の教育は、親が助けてあげすぎないという点です。
簡単に説明すると、子供をきちんと観察して見守り、適切に声をかけ時々助ける、ということです。
小さい頃から習い事や幼児教育で親が詰め込むのではなく、子供がみずから選択し、関心を持つものを伸ばすのが「モンテッソーリ教育」です。
本の中では、「まずは子どもを観察。その後、どういうものに興味を持ちやすいのかを発見したら、あとはそれに取り組むのを見守る」と紹介されています。
親がまず最初にすべきことは、選択肢を与えることです。
子供が何に興味を持つのかわかりません。もちろん「親の関心」と「子供の関心」は違うものです。
親が良かれと思って与えたものに、子供が関心を寄せるとはかぎりません。
ですから複数の選択肢を用意します。
幼児期は2つの選択肢でいいでしょう。
成長するにつれて選択肢を増やすのがオススメです。
「選択する」というのは、自主性がなければできない行動です。
また選択することで、考える力を育てることにもつながります。
子供が選択した後は

子供が自分で選択し、取り組みはじめたら大人は助けを求められないかぎり、見守りに徹してください。
最初に教えた教具の使い方を子供が間違ったとしても、すぐに教えてはいけません。
ここで教えてしまうと、子供が自分で試行錯誤する機会を奪ってしまいます。
「失敗する」「間違う」「うまくいかない」ということは、成長の過程でみれば大事な経験です。
親が正解を知っていても、あえて教えないのが「モンテッソーリ教育」です。
また、同様に先回りして注意する、コツを教える、などもNGです。
生活の中でもできる「モンテッソーリ教育」

「モンテッソーリ教育」は教具を使った学習だけではありません。
子供の要求を先回りして察しない、というのも大事な点です。
たとえば、子供が飲み物が欲しいと目でうったえてくることがありますよね。
親が察して飲み物を出すのはNGです。
子供が「自分で意思を伝える機会」を奪ってしまうことになります。
言葉をハッキリとしゃべることができない段階の小さい子供の場合は「飲み物欲しいの?」とたずね「うん」と答えてから用意する。
言葉を話せる子供なら「お茶が飲みたい」と言われるまで、待ちましょう。
「自分の意思を自分の言葉で伝える」のは子供の成長にとって、重要な役割があります。
自主性を育む知育玩具

子供の自主性を育む知育玩具を紹介します。
キュボロ(cuboro/クボロ)
まずは藤井四段も使っていた、スイス生まれのキュボロ!
キュボロは木製の立体パズルで、親子でハマると人気です。
藤井四段は、3歳からこのキュボロで遊んでいたそうですよ。
キュボロはたくさん種類があって、基本セット・スタンダードに、追加パーツを組み合わせることで、大規模な立体パズルを作ることができます。
ポニータ 運動知育玩具
ポニータは、乗馬で運動・知育・集中力を育む運動知育玩具です。電源は不要で、乗馬をするように体を上下に動かすだけで前に進む乗り物型の知育玩具です。
ペダルを踏み込む運動とポニータに乗る時の正しい姿勢が小脳を刺激し運動機能や勉強に必要な集中力などを育みます。(対象年齢は3歳から)
紙の家「Nullie(ヌリー)」
日本初!立体パズル×ぬり絵×おままごと紙の家「Nullie(ヌリー)」
対象年齢は3歳からです。
まとめ

モンテッソーリ教育の基本は「子どもの自発的な成長を妨げないよう、見守る」ことです。
選択肢を与えたら、親は焦らず見守るだけでOK(それが見守るのが難しいんですけどね^^;)
知育玩具を取り入れ、遊びの中の小さなことから始めてみてはいかがでしょうか。
藤井四段の連勝記録がどこまで伸びるか楽しみですね^^
自主的に勉強ができる子に育てるには、こどもチャレンジなどタブレット学習もおすすめです。