
チャイルド・スポンサーシップって怪しいの?
チャイルドスポンサーシップでの寄付を考えていますか?
でも、参加する前に不安を持つ人は多いです。
- お金がちゃんと子どもたちに届くのかわからない
- 寄付を募集している運営団体は信用できるの?
など疑問ですよね。
このページでは、「チャイルド・スポンサーシップとは何なのか? 寄付を募集している運営団体は信用できるのか」について書きますね。

目次
チャイルド・スポンサーシップとは

チャイルド・スポンサーシップは経済的に豊かな苦にに住む個人や団体が、貧しい国に済む子供やその家族のために、生活を助ける国際支援のひとつの形です。
支援には、社会基盤の整備や教育など様々な手段があります。
日本でいう「チャイルド・スポンサーシップ」はワールド・ビジョン・ジャパンという特定非営利活動法人の登録商標なので、日本で「チャイルド・スポンサーシップ」というと、ワールド・ビジョン・ジャパンの活動をさします。
英語では「貧困に苦しむ子どもたちを支援する活動」という意味の一般名称として使われています。
[st-kaiwa1]世界の恵まれない子供たちへの支援は、ワールド・ビジョン・ジャパン以外の団体もおこなっています。[/st-kaiwa1]
その他の国際支援団体
活動名称 | |
社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン | 寄付 |
財団法人日本フォスター・プラン協会 | プラン・スポンサーシップ |
特定非営利法人チャイルド・ファンド・ジャパン | スポンサーシップ・プログラム |
日本国際飢餓対策機構 | 世界里親会 |
特定非営利活動法人グッドネーバーズ・ジャパン | 子どもサポーター |
寄付金控除について

特定非営利活動法人のワールド・ビジョン・ジャパンは、国税庁から「認定NPO法人」と認定された法人です。
2002年に認定されたあと、2014年のNPO改正の際に、東京都から改めて認定されています。
これによって、個人・法人・相続または遺贈の3種類の寄付金控除の対象となります。
また、東京や神奈川など一部の住民税についても、寄付金控除の対象となる場合があります。
[st-kaiwa1]寄付金控除については住んでいる地域の自治体に問い合わせてください[/st-kaiwa1]
チャイルド・スポンサーシップは信用できるのか?

先に説明したとおり、チャイルド・スポンサーシップを行っている特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパンは、東京都に認定されたNPO法人です。
NPO法人になるには、下記の要件をすべて満たしたはじめて認定されす。
- 特定非営利活動を行うことを主たる目的とすること
- 営利を目的としないこと
- 宗教活動、政治活動を主たる目的としないこと
- 特定の公職の候補者等や政党を推薦・支持すること、または反対することを目的としないこと
- 特定の個人又は法人その他の団体の利益を目的として、その事業を行なわないこと
- 特定の政党のためにNPO法人を利用しないこと
- 特定非営利活動に係る事業に支障を生じるほどその他の事業を行なわず、また、その他の事業で生じた収益は、これを当該特定非営利活動に係る事業のために使用すること
- 暴力団でないこと、暴力団または暴力団の構成員等の統制の下にある団体でないこと
- 社員(総会で議決権を持つ会員、正会員)の資格の得喪に関して、不当な条件を付さないこと
- 10人以上の社員がいること
- 役員として3人以上の理事と1人以上の監事がいること
- 役員(理事・監事)のうち報酬を受ける者の数が、役員総数の3分の1以下であること
- 役員は、成年被後見人や被保佐人などの役員の欠格事由に該当していないこと
- それぞれの役員について、その配偶者若しくは三親等以内の親族は2人以上いないこと。また、各役員並びにその配偶者及び三親等以内の親族の数が、役員総数の3分の1を超えていないこと
一般の法人と大きく違う点は「利益を追求してはいけない」という点です。
寄付金が団体の利益になっているのではないか?という疑問を持っていましたが、そうではないことがわかりました。
チャイルド・スポンサーシップは怪しい? その答え
- 私達が寄付した寄付金はどこに行くのか?
- 子どもたちにちゃんと届くのか?
実際に寄付金の後を追おうことはできないので気になりますよね。
一番怪しいという声が多いのが、「ワールド・ビジョン・ジャパン内で使われてしまうのではないか?」という点ではないでしょうか?
これについて調べてみると、欧米の考え方が参考になりました。
それは、欧米では「運営する団体の人件費など経費として寄付金の一部が使われるのは当然である」という考え方です。
日本は、NPOの職員の給料や経費に寄付されたお金が使われるのに抵抗感がある方が多いように思います。
ですが、実際問題、運営する人間がいないと国際支援は行なえません。
広告を出して、スポンサーを集めるのも大事なことです。
この宣伝費に寄付金の一部が使われるのは、支援の継続・拡大のためにはごく当然のことです。
宣伝活動をしないと、大規模な支援は行なえません。
また、貧困地域を助けるには、活動が長期的なものである必要があります。
支援が途絶えてはいけないのです。
これらの点から、ワールド・ビジョン・ジャパン内で経費として使われる寄付金があることは、「使途が怪しい」と疑われるものでないことがわかります。
ワールド・ビジョン・ジャパンの歴史
さらに、ワールド・ビジョンの歴史をみると、ちゃんとした団体だということがわかります。
ワールド・ビジョン・ジャパンの元である、ワールド・ビジョンは1950年にアメリカのオレゴン州で誕生しました。
現在では世界約90カ国に事務所があり、100カ国で子どもたちの支援を行っています。
実は、1960年代には日本の子供たちもワールド・ビジョンから支援をうけています。
チャイルド・スポンサーシップの支援内容

教育・環境・収入など、将来にわたって子供たちが幸せになれるよう支援しています。
学ぶ環境を整えます
地域のリーダーや保護者を対象に啓発活動を行って教育の重要性を伝え、
子どもたちが教育を受けられるよう働きかけます。また、教育施設・備品の整備や教師へのトレーニングを行います。
安全な水が飲めるようになります
安全な水の確保は、子どもたちが病気になることを防ぐために欠かせません。
井戸や貯水タンクの設置のほか、トイレの整備を行います。
家族の収入を増やします
子どもたちの家族がより安定して収入を得られるように、
畜産・農業支援、職業訓練、貯蓄グループ・生産者グループの活動支援を行います。
発育を支えます
子どもたちの栄養状況を定期的にモニタリングし、
保護者を対象に、栄養改善につながる啓発・トレーニングを行います。
病気から守ります
地域で保健サービスを提供できる人材を育成します。
地域の医療機関と連携して、マラリアや下痢予防、妊産婦ケア等の啓発・トレーニングを行います。

まとめ
チャイルド・スポンサーシップはけっして怪しいものではなく、歴史と実績のある国際支援だということがわかりました。