
勉強しない子供に勉強させる方法
勉強をしない子供を見ていると「この子の将来は大丈夫かしら?」と心配になりますよね。親としたら当然のことです。
しかし、子供に「勉強しないと将来いい大学に入れないから」「勉強しない人間の末路は~だだよ」と言って、素直に納得するでしょうか?ピンとこないでしょう。
あなたの子供が受験前なら、子供自身も「勉強しないとやばい」と、本当は勉強しないといけないことを理解しているかもしれません。大学受験をひかえた高校生なら、「頭ではわかっているけどできない自分」を意識しているでしょう。
勉強したい気持ちにさせる

勉強にかぎらず、子供に限らず、「他人を思い通りに動かす」のはとても難しいことです。親子関係は社長と社員のような関係ではありませんから、ここではあえて「他人」といいますね。
勉強しない子供に勉強させるには、「勉強するやる気を出させる」しかありません。実は「今度のテストで80点とったら○を買ってあげる」「合格したら○してあげる」などのご褒美作戦はあまりよくないのです。
何故かと言うと、「報酬がないと動かない人間」になってしまうからです。また目標が達成できないと、「自分はダメな人間だ」とますますやる気がなくなる原因になります。
直接的ではないように思いますが、「子供本人のやる気のスイッチを押す」のが一番良いのです。
では、子供自身がやる気を出すにはどうしたらいいでしょうか?それは、「勉強をはじめてみる」ということです。「え?」と思うかもしれませんね。別の言い方をすると「やる気はやり始めてから出てくるもの」なんです。
たとえば、作文を書く宿題があるとします。ソファに横になって「あ~作文書かないとな~」と思っていても、なかなか動けません。それが、いったん机に向かって一行目を書き出すと、10行くらいあっという間に書けたりします。これはどうしてでしょうか?
それは、「やり始めるとやる気がどんどん出てくる」ということです。運動会で大玉ころがしをしたことがありますか?最初はゆっくりとしか動かない玉が、スピードにのると、コロコロと転がり、観客席に飛び込んで笑いを誘う。そんな光景をイメージしてみてください。
「やる気が出る」というのは、これと同じしくみです。やり始めたら、加速する。これがやる気の正体なんですね。
まずは机にむかうことを習慣にする

勉強は1日だけやれば結果が出るものではありません。
1日1日の継続、毎日の勉強の積み重ねが結果になって現れます。人間の脳は「忘れる」ようにできていますから、どんなに頭がいい子供でも、1日だけの勉強で受験に合格するのは不可能です。(その子の偏差値からかなり低い学校なら、合格も可能かもしれませんが)
受験のための勉強は「記憶」が基本です。数学のように計算をする科目であっても、基本となる公式は記憶していなければ問題は解けません。
記憶には
- 一時記憶
- 短期記憶
- 長期記憶
があるのをご存知でしょうか?
3つの違いは、記憶できる時間です。一時記憶はすべての記憶の基本になるのですが、覚えていられる時間はたったの20秒です。すれ違った人の顔など、一瞬で忘れてしまうのが一時記憶です。
受験勉強に必要な記憶力は「長期記憶」です。一時記憶をこえて記憶できたものが短期記憶となり、短期記憶をこえて長期記憶になれたものが、知識として受験や試験のときに記憶の中から引き出されるのです。
短期記憶を長期記憶にするには、「覚えようと意識すること」と「それを繰り返すこと」が必要です。ですから、毎日の勉強が必要になるんですね。予習・復習が大事だと言われるのも、これが理由です。
あなたの子供さんは、授業を受ける前後に予習・復習ができていますか?繰り返し同じことを学ぶのが、長期記憶のコツですから、机に向かう時間をふやすのが第一歩です。
子供が自主的に勉強するには?

子供が勉強をしないのは何故でしょうか?将来のメリット、言いかえれば「勉強をしないことのデメリット」を自覚していないのもあります。
しかし、もっと簡単な理由があります。
- ゲームや漫画など勉強より楽しいことがあるから
- 勉強が楽しくないから
です。
いくら勉強のメリットや、しないデメリットを説明しても、それだけで勉強させるのは難しいでしょう。
人間は本能的に楽をしたい、楽しいことをしたい生き物だからです。
子供に勉強させて、成績を上げるには「勉強する集中力」と「勉強の楽しさを感じさせる」ことが必要です。
楽しさを感じるには、快楽物質のドーパミンが出ることが必要です。ドーパミンは楽しさを感じると、加速度的に分泌されます。勉強が理解できるようになると、自然に楽しくなってくるのです。
ですから、「勉強する集中力をつける」ことがまず第一歩です。繰り返し記憶する集中力をつけることで、学習能力がアップし成績があがるというわけです。
集中力をサポートする栄養素

集中力に重要な鍵となる栄養素は、ビタミンB群です。ビタミンB群は、情報伝達をスムーズにする働きがあるので、記憶・集中力に大きな関わりがあります。
とくに、ビタミンB群の中で、ビタミンB1・B2・B6・B12、そして葉酸は、やる気と集中力に働く栄養素として知られています。勉強がわからないとイライラすることがありますが、ビタミンB1・B2・B6・B12と葉酸はイライラをおさえ、やる気と集中力を高めるサポートをしてくれます。
ビタミンB1は豚ヒレ肉、ビタミンB2は豚レバー、ビタミンB6はニンニク、ビタミンB12はしじみに多く含まれますが、バランス良くビタミンB群のすべてを摂ろうとすると難しいですね。
このビタミンB群を豊富に含み、勉強と記憶のために開発されたのが、「ラーニングアップ」です。
食事ですべての栄養素を摂るのはたいへんですが、サプリメントなら飲むだけで手軽にサポートできますよ。