
アトピーが悪化するといわれる季節があります。
一般的には花粉が飛散する春、汗をかく夏、空気が乾燥する冬です。皮膚科の先生によると、とくにアトピー患者さんが冬場は増えるそうです。また季節の変わり目も、症状が重くなる人が多いそうです。アトピーは気温とかなり関係が深い病気です。
状態が悪化する季節は人によってちがいます。自分のアトピーが悪化する時期がわかっていたら、前もって対策することで、症状を軽く抑えることができます。
アトピーが悪化する人が多い季節と対策を書いてみますね。
花粉症が増える春
花粉症もアレルギー疾患のひとつです。この時期はアトピーにも辛いですね。私の場合は、粘膜やかきこわした傷に花粉がついて、かゆみが出ました。
花粉症をおさえる抗ヒスタミン剤や抗アレルギー薬がありますから、医師に相談して、早めにもらっておくことで、花粉症の症状をおさえることができます。花粉症の薬は症状が出る前から飲みはじめるのがコツです。
私は早めに、3月ごろから薬を準備しています。
紫外線が強くなる春~初夏
日焼けは普通の肌でもダメージです。アトピー肌には紫外線のダメージも大きいです。私はそこまでひどくないのですが、友人の場合は日焼けしただけで、肌がパンパンになるくらい腫れたことがあるそうです。
それを聞いてから、そうならないように、紫外線対策は徹底しています。日焼け止めは肌にあうものをたくさん探してみつけました。(また別のページで紹介しますね)
それから、冷感素材の長袖の服や日傘で、物理的に日差しを遮るようにしています。長袖の服は汗を書きやすくなるので、麻やガーゼなど天然素材の風通しの良い物を選ぶようにしています。(麻は合わない人もいるので気をつけてくださいね)
夏場は、
- 紫外線
- 汗
と2つの対策をしています。
空気が乾燥する冬
最近は、夏より冬にアトピーが悪化する人が多いと聞きました。夏場は冷房が効いているところが増えているからでしょう。いっぽうで、冬場の乾燥は室内のほうがきつい時がありますよね。オフィスで暖房が効いていれば、どんどん肌の水分をうばっていきます。
冬のケアは
- 環境の湿度管理
- 肌の保湿
が基本です。オフィスの空調などは自分で操作するのは難しいかもしれませんが、パーソナル加湿器やそれに変わるものもあります。電気をつかわずに加湿できるグッズも市販されています。

濡れたタオルをかけておくだけでも、加湿になりますよ。
肌の保湿については季節を問わず基本ですよね。基礎化粧品については、「お肌のお手入れについて」のカテゴリーを見てください。
まとめ
気温や湿度に左右されるアトピーですが、先まわりすることで上手につきあっていくことができます。
季節の変わり目の、温度・湿度がかわる時期と、春・夏・冬それぞれ、『正念場!』だと思う季節はありますが、先取りで対策すると、だいぶ楽にすごせますよ。