
我慢できないアトピーのかゆみ対策、かかないようにする方法はある?
このページのテーマは【我慢できないほどのアトピーの痒み対策】です。
アトピーの一番のつらさは、かゆみです。
かゆみがなければ、保湿と適切なケアで自然に肌がきれいになってくれるはずなんです。
かゆみがあるために、何度も肌の傷を悪化させてしまうのがアトピーという病気のつらいところです。
それでは、対策を見ていきましょう。
アトピーの痒みを例えると?

アトピーにもいろいろな痒みがあります。かゆみが弱いときは、まだ精神力で我慢できるのですが、ひどい痒みに襲われると、かくこと以外に考えられなくなるほどのかゆみです。
アトピーのかゆみを知らない人に聞かれたことがありますが、痒みを例えるなら
- 眠くても寝ていられない痒さ
- 気が狂ってしまう痒さ
- 無意識に手が掻きむしってしまう痒さ
- 1000匹の蚊に一度に刺されているような痒さ
- 自分の意志がなくなり、掻くことだけしかできなくなる痒さ
などでしょうか。
この痒さは体験した人にしかわからなくて、とてもつらいものなんです。
知り合いの方の女性は「出産の痛さより、アトピーのかゆみのほうが辛いわ!」と言っていました。
アトピーであっても痒みさせなければ、その辛さは半減するんじゃないかなと私は思います。
かゆみを抑える方法
冷やす

突然おそってくる激しいかゆみには、冷やすのが有効です。私は冷蔵庫にいつも保冷剤を入れていて、かゆみが襲ってきた時には、保冷剤を使うようにしていました。
ただし、注意点があります。保冷剤を直接肌に当てるのは冷たすぎるのです。肌の表面がピリピリしますし、水分が傷についてよくありません。
低温やけどになる心配もありますし、極端に冷やしすぎるとあとでくる暖かさが、さらなる痒みになる場合があります。
私の場合は保冷剤を薄い手ぬぐいでつつんで使っていました。タオルでもいいと思うのですが、あまり分厚いと冷たい感覚がありませんので、適度に薄めのものが良いと思います。
手ぬぐいがなければビニール袋でもいいかもしれません。冷やしすぎないように注意するのがポイントです。
保湿する
いつも使っている化粧水や保湿液をつけるだけでも、痒みが和らぎました。私はオージュンヌ化粧水を使っていますが、自分に合ったものなら何でもいいと思います。

掻きすぎてリンパ液や血が出ている場合は、様子をみたほうがいいです。私はわりと気にせず保湿していましたが、しみる人は軟膏などの薬をぬったほうがいいでしょう。
自分の肌の状態をみながら保湿してあげてください。乾燥はかゆみの原因になります。これはアトピーでない人もそうですよね。
冬場はとくに空気が乾燥しますので、かゆみが襲ってくる前の環境作りも大事だと思います。たとえば
- 部屋が乾燥しないように、加湿器を使う
- 部屋の温度が上がりすぎないように暖房の温度を低めにする
などです。
入浴

入浴するとかゆみが落ち着きませんか?
入浴は体を温めるので、かゆみが増すように思えますが、私はお風呂に入るとかゆみが治まりました。
たぶん、入浴のリラックス効果で痒みがおさまるんだと思います。
入浴剤はいろいろ試してみた結果、『みんなの肌潤風呂』がよかったので、使い続けています。
アトピーで入浴剤なんて大丈夫?と思うかもしれませんが、『みんなの肌潤風呂』はアトピー肌専用につくられていて、ガサガサゴワゴワした肌がやわらかくなった気がするのでお気に入りです♪
ただし、お風呂から出て体をふくと、再び痒くなってきますので、注意が必要です。
肌表面の水分が蒸発すると同時に、痒くなるんですよね。これは、お風呂から出てすぐに保湿することで解決できます。
冷蔵庫で冷やしておいた、化粧水や保湿液を入浴前に出してきて、脱衣所に置いておきます。
するとお風呂から出るころにはちょうどいい冷え加減になっていて、気持ちいいですよ。
化粧水や保湿液を冷蔵庫に冷やして使う場合も、冷やしすぎには気をつけています。
保冷剤と同じですね。
アトピーに人へおすすめの入浴剤
入浴はとてもリラックス効果があるのですが、反面お肌の乾燥を促進させてしまいます。
普通に入っていたら、過乾燥になってしまいがちなので、私は入浴中も保湿してくれる入浴剤を選んでいますよ。
アトピー肌専用に作られた『みんなの肌潤風呂』です。
みんなの肌潤風呂は、たっぷり保湿、肌を保護しながら、風呂水に残る残留塩素も除去してくれるんです。
塩素のもつ協力な殺菌作用は、アトピー肌にとっては大きなダメージになります。お風呂に入る時は、塩素除去してくれる入浴剤を使うと肌への刺激が全然違いますよ!
掻かないようにする方法

痒みというものは、かけばかくほど増長します。
最初に掻かないようにできればいいということです…それが難しいのですが。
それには普段から保湿をして、肌が乾燥しないようにしておくことです。
気温差がある場合、湿度差がある場合にそなえて保湿液をつねに携帯しておく。
冷蔵庫には保湿液と保冷剤を常備しておく。
掻きたい衝動が起きるまえに、できるかぎり万全の対策をしておきます。
それから、アトピーの場合「爪を短く切っておきましょう」と聞きますよね。
私は爪を切っていても、指の先端で力を入れて掻いてしまったことがあります。
なので、今は逆にジェルネイルで爪を伸ばしたりしています。
そうすると指の先端は使えなくなって、指の腹で掻くようになるので、前より肌が傷つきにくくなりました。
しかしこの方法は、夜中寝ている時など、無意識のときは効かないので、寝ている間は手袋などでガードしています。
無意識に手袋をとってしまう方は、爪で傷つける心配があるので、これは誰にでもおすすめできる方法ではありません。
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