
子どもの腰痛の原因はスポーツ?
中学生のころ、私は腰椎分離症と診断されました。しばらくコルセットをつけていたのですが、それからずっと腰痛持ちです。
大人になった今でも、立ちっぱなしや座りっぱなしでいると痛むことがあります。
子どもの腰痛にはいくつかの原因があります。サッカーや野球などのスポーツも原因となりますが、それ以外にも複数の原因が考えられます。
腰痛を発見した時点できちんと対処することで、長い間腰痛を引きずらないようにしたいものですね。
私自身が未だに腰で悩んでいるので、子どもたちには注意してほしいと思っています。
お子さんが腰痛を訴えたときにあわてず対処するために、その原因についてまとめておこうと思います。
筋肉痛
大人と違って怪我や疲労からの回復が早い子どもですが、筋肉痛によって腰痛が起こることがあります。
普段からスポーツをしている子に多くみられる症状で、筋肉や筋幕が炎症を起こすことで腰痛になります。前かがみになったり中腰になったりすると痛むことがあり、鈍い痛みやだるさがあります。
この場合は、それほどひどくなることはありません。運動を控えていれば、数日から一週間程度でよくなります。
疲労骨折など

こちらも、スポーツを頑張るお子さんに多いものです。体操やバレー、テニスなど、急激に腰を反ったりねじったりすることで起こります。
10代前半では骨や筋肉が成長中のため、まだ丈夫ではありません。そこに、強い付加がかかることで発症します。
腰椎と腰椎のつなぎ部分にひびが入ったり分離したりする疲労骨折は、腰椎分離症と呼ばれます。
鈍い痛みや疲れを感じ、後ろに反らすと痛みがあるのが特徴です。椎間板ヘルニアでは、身体が硬くなることがあります。
この症状が元となって、慢性的な腰痛になってはたいへんですよね。早めに受診するとよいのではないでしょうか。
筋力低下でも

さて、運動のしすぎが腰痛の元になるという話をしてきましたが、逆に運動不足でも腰痛が起こります。
外で遊ぶことが減ったり、運動不足の子が増えていることで、筋力低下による腰痛や肩こりが増えています。
腹筋が弱いと腰が反り、背筋が弱いと前かがみになります。運動のしすぎも心配ですが、適度に運動不足を解消することも大事なんですね。
姿勢が悪いと腰痛になる

これも、先ほどの筋力低下と似ている点がありますね。猫背になるということは、腹筋や背筋を使えていない証拠。これが、腰痛の原因になります。
また、姿勢が悪いことで脊椎のS字カーブがゆがむことも原因の一つです。
勉強に読書にパソコンにと、猫背になることが多いですよね。普段から姿勢を正して、腹筋と背筋を鍛えておきたいところです。
自然と正しい姿勢がみにつく、アーユルチェアーがおすすめです^^
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肥満

人の体重を支えている腰には、いつでも負担がかかっています。椎間板や腰周りの筋肉が、腰椎を支えています。
そこへ、更に重い付加がかかるとどうでしょうか。肥満による体重の増加が腰への負担を増やし、腰痛の元になります。
腰痛以外にも、いろいろなリスクがある肥満。運動や食生活などを見直すことが大事になってきます。
おやつを食べるなら低カロリーのものにしましょう。スナック菓子やチョコレートなど、脂分と糖分の多いものは避けましょう。
これらの食品は添加物も多く、こどもが食べ過ぎると悪影響があります。
病気の可能性も

これまでは、生活習慣に関するものばかりでしたね。でも中には、病気が隠れていることもあります。
脊椎側わん曲症は、背骨を構成している骨が変形して左右にゆがむ病気です。乳幼児期から思春期にかけて発症することが多く、その原因ははっきり分かっていません。
脊髄や筋肉の異常、遺伝によるものとも考えられています。
背中を見るとS字に骨がゆがんでいるのが特徴ですが、始めは痛みもなく、周囲の人が気付くことが多いようです。
重症になると腰痛が起き、心臓や肺が圧迫されることもあります。
痛みがひどかったり長く続くときは、原因を知るために整形外科を受診することが大事になってきそうですね。
運動を控えることでよくなる症状のときは、ゆっくり休むことも必要です。
普段から適度な運動や正しい姿勢を心がけることで、防げる腰痛もあります。腰痛予防だけでなく健康のために大切な生活習慣を整えるよう、お子さんと一緒に見直していくことが重要ではないでしょうか。