
はしかの予防接種
このページのテーマは「はしか(麻疹)の予防摂取に関する疑問とワクチンの不足問題」です。
ここ数年で、若い人達のなどの間に、はしかが流行しているニュースを耳にする機会が増えたように感じます。
私には、22歳と17歳の娘がおりますので、きちんと受けているのか気になりました。
そこで、はしかの流行に伴い、はしかの予防接種について調べてみました。
はしかの大流行が予測されていますから、今のうちに正しい知識をみにつけておきたいですね。
はしかの予防接種は義務?
日本では、はしかのワクチンの予防接種は1966年に開始されています。
ただし、1978年にはしかの予防接種が義務化されるまでは、希望しただけの任意の予防接種でした。
そのため、それ以前に生まれた年代の方は、予防接種自体を受けていない人が多いそうです。
はしかの予防接種は2回すべき?
抗体の定着には1回の予防接種では不十分で、2回の予防接種が非常に有効だということが分かり、1990年からは、2回のワクチン予防接種が義務化となりました。
私の娘の母子手帳を見ると、1回目は1歳過ぎに掛かりつけの病院で予防接種しており、2回目は中学校からの案内で1年生の時に、はしか・風疹の混合ワクチンを学校で集団接種を済ましています。
22歳の娘は、中学校で2回目の接種の記録が母子手帳にはありません。
私が接種済証を張り忘れたのか、または接種をしていないのか、娘も覚えていないということです。
とても心配になったので、10年前の事ですが学校に問合せるか、病院で抗体検査を受けさせようと思っています。
はしかの予防接種の副作用
はしかの予防接種で副作用が出ることが報告されています。
副作用の症状は発熱が最も多く、20~30%位の頻度で摂取後5~14日位に見られます。
また、発疹も出ることがありますが、通常1~3日で回復します。
接種直後から、注射部位の発赤、腫れ、などの症状が見られることもあります。
発熱が3日以上続く場合など、違う病気も疑われるのでかかりつけ医に相談しましょう。
大人もはしかの予防接種を受けた方がいい?
大人の場合は、はしかにかかると後遺症で、手足が麻痺したり、神経系の障害が出る事もあり、重症化する恐れがあります。
昭和生まれの方で、はしかの予防接種を1回しか受けていない方は免疫が充分についていない可能性があるそうです。
はしかの予防接種を1度も受けていない方、平成2年以前生まれの方、これから結婚をして子供を作る予定がある方には予防接種をお勧めします。
大人の場合、はしかの予防接種を受けられる場所が限られてきます。まずは、かかりつけの病院で受けられるかの確認をしてみましょう。
不可能な場合はほかの病院をあたることになります。何軒かあたってみて、それでも駄目であれば、市町村の保健所に相談する方法があります。
はしかのワクチンが不足しているので、受けられる病院が少なくなっているのは仕方がないことですね。
予防接種の金額は、病院ごとに異なりますが、目安は8000円前後とのことです。
妊婦のはしか予防接種
はしかの予防接種は、生ワクチンでウィルスの毒性を弱めて作り、悪影響を及ぼす可能性があるので、基本的に妊婦さんには予防接種はできません。
妊娠中ではなく、妊娠前に予防接種をする必要があり、ワクチン接種後は約2ヵ月間は妊娠してはいけない為、避妊の注意が必要です。
はしかのワクチンが不足している
関西国際空港などを中心に、はしかの感染が拡大したのが原因で、はしかの予防接種受ける方が多くなり、予防するワクチンが供給不足になっています。
ワクチンが不足のため、新規の予約を受けるのは難しい状態で、またの原因は、ワクチンを生産する国内3社のうち1社の製造が止まっているので全国的にワクチンが不足しているという状況です。
まとめ
はしかの予防接種についての解説しました。
知らない方もいるかもしれませんが、昔は、はしかの予防接種が義務化でなく任意だったのですね。
外国では以前から、はしかの予防接種を2回する所が多いと聞きたことがありますが、日本も遅くながら2回接種が義務づけられ、抗体が定着するそうなので、よかったと思います。
副作用については、私の娘達は、注射部位の腫れだけで済みましたが、予防接種後はよく様子を見た方がいいでしょう。
妊婦さんは、はしかの予防接種が出来ないとの事なので、予防として隙間が出来ないマスクを必ず付けたり、手洗いうがいをし、毎日の生活で予防できることを実践して欲しいと思います。
私も、2回目の予防接種を受けたいと思っていますが、ワクチンが不足しているので、乳児を優先的に予防接種を受けてもらいたいと思っています。
なぜかと言いますと、以前、職場の方の娘さんは、予防接種をする前の1歳の時に、はしかにかかってしまい、とても大変な思いをしたということを聞いたからです。
この記事を書きながら思い出しましたので、まだ予防接種を受けていないお子さんがいる親御さんは、至急予約を取って欲しいものです。
はしかの感染が多くなっているのに、ワクチンが不足しているのは、皆さんも不安だと思います。
今後、はしか以外にも色々な感染症の流行が考えられますが、情報をよく調べて、前もって準備しておきたいですね。